新入社員は単なる「良い子」で終わらせてはいけない!「考える力」で「良い子」からの脱却を
新入社員を含めた若手社員は「積極的受け身姿勢」とよく言われます。
非常に素直な子が多く、言われたことはきちんと真面目に最後まで取り組む「良い子」が多いようです。
「良い子」
これは、幼い子どもに対して使う表現でしょう。
素直で聞き分けの良い子。そんなイメージです。
それを若手社員に対して使うと、非常に違和感を感じます。
つまり、これは反語表現で「良い子だけどねぇ・・・」が含まれているのです。
良い子だけど、何が足りないのか?
具体的には、
・指示、命令が具体的ではなく、何をすればよいのかはっきりわからないと不安になり、途端に動くことができなくなる。
・非言語コミュニケーションの読み取りが苦手。
・指示には従ってくれるけど、指示がなければずっと待ちの姿勢。
これが「積極的受け身姿勢」と言われる所以です。
「自ら考える」ということが身に付いていないのです。
そうなると、職場では若手(部下)を「良い子」でいさせるために、先輩・上司が常に指示、命令を出し続けなけなければならなくなります。
そして、いつまでも若手社員(部下)は指示、命令を待つだけ。。。
成長しない。
ややもすると先輩・上司の仕事が、若手(部下)のお世話係になってしまう。
小さなころから身近にインターネット環境が整っていた現在の若者世代。
知らないこと、わからないことは手軽に調べることができます。
いつも「答え」を求めて何かしらの「答え」を得てきたのです。
とても便利な世の中ですね。
しかし、職場では決まった答えのないことだらけ…。
電話応対一つとっても、基本の形はあってもお相手によっては基本通りにいかないことなんて日常茶飯事。
「答え(正解)」にこだわるあまり、名刺交換のやり方ばかりを反復する。
そんなときに、基本形からどのように派生させましょうか?
基本のやり方さえ理解していれば、こだわることなんて本来必要ないのです。
その環境に応じて臨機応変に動けること、それが一番大切なのです。
そのためには、自分自身で考える。
何かの問題点にぶつかったときに、答えを見つけけるためにすぐに指示、命令を仰ぐのではなく、自らの力で考えてもらいたい。
新入社員研修では、「答え」に近い基本形のマナーや事例を学ぶとともに、自ら考える姿勢を身に付けさせることを目的にしたいものです。
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