AI時代に、組織で求めらる「人間力」を高めるには!
IT化が進み、人工知能の急激な発達で時代がどんどん変化していく昨今。
AIによって10年後には人が必要とされなくなる仕事、なくなる仕事がオックスフォード大学で認定された記事が出て話題となっています。
AIは優秀な開発者達の手でどんどん進化を遂げていき、人に代わって様々なことができるようになってきています。
私たちはどうなってしまうのでしょうか?
確かに人がしなくていい仕事もあるでしょう。
人より優れている事もあるかもしれません。
それでも人工知能AIにはどうやっても勝てないものがあると私は信じています。
それが「人間力」 です。文字通り私達人間だけが持つ、チカラです。
このチカラこそが社会で、組織で、求められているものなのです。
では「人間力」とは何なのでしょうか?
と文部科学省が人間力戦略研究会の中でこのように定義しています。
さらに
【2】社会、対人関係力的要素
【3】自己制御的要素
この3つの要素から構成され、それぞれの要素をバランスよく高めることによって人間力が高まっていくものとされています。
私は学生就職支援で面接指導など行っていますが、比較的【1】にあたる個々の基礎学力は高く、いわゆる就職活動に有利と思われるような資格やスキルを積極的に身につけた学生が多く、TOEICやGTECの点数も高い。
– いわゆるSPIテストなど机上で個々に学習をして、その成果がはっきりと数字に表されるものは得意としているけれど、こと面接など人と話して自分を理解してもらうことに関しては自信がない、という学生が大半をしめます。
どちらかというと、面接はなんとかなるけど筆記試験が心配だった私には不思議な現象ですが、まさに今の時代を象徴していると感じます。
外出せずにショッピングができ、話したい相手にはダイレクトに電話がつながり、SNSを通じてのコミュニケーションが当たり前になっています。
もちろんこれらは切り離せないものですので、うまく付き合っていけば良いと思いますが、今も昔も人と人との繋がりにおいて最も大切なものは【2】の社会、対人的要素です。
コミュニケーション能力は言わば「人付き合いを円滑にする能力」でこの能力が高ければ職場の同僚や上司、また取引先やお客様とも良好な関係を築く事ができ、仕事もスムーズに進みます。
これは業種や職種に関係なく求められるもので、企業もこのコミュニケーション能力が高い人材を必要とし、採用時にもかなりの比重で重要視していると言われています。
ではコミュニケーション能力が高い人とはどのような人なのでしょうか。
採用担当者はどのようなところに注目して、見極めていけばいいのでしょうか?
実はとても簡単。
「人の話が聞ける」
「適切な言葉遣いで自分の意見を話せる」
もちろんこれがすべてではありません。
その他にも必要な要素はたくさんあります。
ですが、この3つが大きな要素となるのは確かでその人のコミュニケーション能力を計り知るうえで大きな指針となるのは間違いないと考えます。
特に「挨拶ができる」と言うことは大きな指針です。
これを読まれて、そんな当たり前なことを今さら…と思われた方がいるかもしれません。
ただ、この当たり前の事ができない人がが少なくないのが事実です。
日常生活と仕事、どちらにおいても人とコミュニケーションを図る上で欠かせないのが挨拶。
挨拶はTPOにあっていることはもちろん、相手によって適切な表現に変えて使うことも大切だとされています。
明るく爽やかな挨拶がスマートにできる人は、はたから見て自信が満ちているように映り、ビジネスチャンスや社内外での信頼、評価など、多くのものを得ることができます。
まずはこの「挨拶ができる」人材を発掘しましょう!
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