小学校受験の「行動観察」対策で絶対に押さえておきたい3つのポイント
私立小学校や国立小学校の受験では、大きく分けてペーパーテスト、面接、行動観察などが行われます。
その中でも最近は特に行動観察に力を入れている小学校が多くあります。
なぜなら、行動観察からはペーパーテストでは計ることができないお子様の性格や考え方など本質の部分が見えてくるからです。
ただし、小学校受験に合格するために行動観察の対策を取る必要性を感じているご家庭の中には、何に気をつけたら良いのか悩んでしまう人も少なくありません。
そこで本記事では、小学校受験の「行動観察」対策で絶対に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
ポイント1) 先生の話をよく聞く
小学校受験の行動観察で最も大切なことは、「先生の話をよく聞く」ことです。
行動観察では試験官が複数人いて、それぞれの子供達の様子を見ています。
先生が話している時によそ見をしていたり下を向いていたり、隣のお友達と話していたら“先生の話を聞けない子”と受け取られてしまいます。
そして何より先生の話を聞いていないと自分が何をしたら良いか分からず、その場で出た課題に上手く取り組むことが出来なくなってしまいます。
先生が話をしている時は良い姿勢で、先生の顔をきちんと見て話をしっかりと聞きましょう。
そして名前を呼ばれたり、「分かりましたか?」などと聞かれたときは、先生の顔を見て「はい」と元気良く返事をすることも大切です。
ポイント2) 約束を守る
小学校受験の行動観察では、最初に約束事を決めるケースがよくあります。
例えば次のようなことです。
・まっすぐに並ぶ
・順番を守る
・待っている間は話をしない
・白線を踏まないように立つ
・終わったら座る
これは子供たちが小学校に入学してから、きちんとルールを守り仲間と協力しながら楽しく学校生活を送ることができるかを確認するためでもあります。
試験官の先生に良い印象を持ってもらうために、特に次のような点に気をつけておきましょう。
ポイント3) お友達と仲良く取り組む
小学校受験の行動観察では、お友達との関わり方も大切な要素です。
グループで何かを作り上げるときには、協力し合って取組む姿勢が評価されます。
道具を独り占めしたり、自分一人だけ輪に入らずにいたり、自分勝手に作業を進めてしまうことのないよう周りに気を配ることが重要です。
また、行動観察では積極的に行動する力も求められます。
一人でいる子を見つけたら「一緒にやろうよ」と声をかけたり、作業を分担するときには「私は〇〇をやるね」と積極的に話す姿勢も大切です。
さらには「じゃあ、△△するのはどう?」と周囲を引っぱる力が発揮されると本人の魅力がさらに引き立つでしょう。
そして一番大切なことは、「楽しみながら取り組むこと」です。課題に対して子供らしく目を輝かせながら夢中になって作業を進める姿は、それだけで試験官の目を引きます。
まとめ
小学校受験の行動観察では、どのような環境でも物怖じせずに取り組む姿勢が求められます。
試験本番では初めてのお友達と初めての場所で上手にコミュニケーションを取っていかなくてはなりません。
恥ずかしい気持ちが先に立ってしまったら、本人の良さが出ないまま試験が終わってしまいます。
「間違っていたらどうしよう・・・」という気持ちは捨てて、堂々と振る舞うことができるよう経験を積み重ね、当日は自信を持って試験に臨めるよう対策を取っていきましょう。