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ミートアップレポート【介護の国際化を考える交流会】

ようこそ、国際おもてなし協会へ

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介護の国際化を考える交流会

ミートアップレポート【介護の国際化を考える交流会】

皆さんこんにちは。
国際介護の交流コミュニティ「ワールドケアカフェ」を主催しております、外国人介護人材受入れアドバイザーの張悦です。
2019年夏の終わりを迎える中、つなぐひろげるおもてなし協会で毎月1回開催されているミートアップ交流会が行われ、講師を担当させていただきました。

今回のテーマは「介護の国際化を考える交流会」です。
介護の国際化を考える交流会
ミートアップは世界から注目を集める街、渋谷にて開催され、外国人ケアマネジャーやベテラン介護職員さんをはじめ、技能実習機関、監理団体、介護職員派遣企業の方から一般企業の皆さまで、業界を超えて多くの人にご参加いただきました。

日本では人口減少・高齢化が進み、2025年度には37万人の介護者が不足するといわれています。そうした中、介護者不足を解決する手段として「介護技能実習生制度」がスタートし、2019年4月には「改正出入国管理法」が実施され、順次現場で外国人介護職員の活躍が始まっています。
この「介護の国際化を考える交流会」はグローバルな介護現場を実現するために、日本の外国人と一緒に考えていく時間でもあります。

Part1. 外国人介護スタッフの現状と受け入れ最前線を知る

介護の国際化を考える交流会
Part1の前半は受け入れ側である日本の介護や医療施設のあるべき姿について、現状や事例を通して紹介しました。
外国人介護スタッフと受け入れる立場として押さえておきたいポイントは次の2点です。

1.「やさしい日本語を使う」

外国人介護スタッフにとって日本の熟語は聞き取りづらく、理解するのに時間がかかることもあります。
例えば「高所からの落下物」は「高い所から落ちるもの」、「居室を清掃する」は「お部屋を掃除する」と言い換えた方が分かりやすいでしょう。

2.「知る・聞く・書く」

外国人介護スタッフを大切に思いコミュニケーションを深めるためには、外国人の故郷を知る、会話の場を作って話を聞く、紙に書いて伝達ミスを防ぐことも重要です。

例えば、次のようなことを心がけると異文化理解も深まります。
・視察や研修ツアーを通して海外を知る
・外国人介護スタッフの故郷を知る
・外国料理の調理実習などを通して交流、会話の場を作る
・熟語や外来語を前もって意味を教えたり、言い換えて分かりやすく伝える

そして勘違いを防ぐために「メモを取る時間を与える」気遣いも大切です。

後半はSNSを使って海外と繋ぎ、フィリピンの介護現状について、現地で活躍している日本人社会福祉士の福井淳一さんにお話を伺いました。
フィリピン介護人材の現状やフィリピン社会のおもてなし、介護者の強みと弱みなどについてのリアルな情報を伺い、世界における介護業界のスタンダードは何かを改めて考えさせられる良い機会となりました。

Part2. 日本介護現場の強みと弱みを知る

介護の国際化を考える交流会
Part2ではグループディスカッションを通して「日本介護現場の強みと弱み」について意見を交わしました。
グループ毎に皆さまが積極的に自身の考えを語り合い、最後には発表を通して理解を深めていただきました。
ディスカッションを通して具体的に挙げられた意見から「日本の強み」がはっきりと見えてきました。

日本の介護現場の強み

✓高齢者の意識を尊重する自立支援
✓介護保険による豊富な介護サービス
✓グッドデザイン、安心安全に使える介護用具
✓介護やリハビリに特化している専門人材の育成
✓ホスピタリティあふれる言動

日本は介護の先進国として、もっと誇りをもって良いと思います。
「おもてなし」は私が大好きな言葉でもあり、やさしい気持ちを伝える日本の文化の一つだと心から感じています。

これからも、日本の優しい介護を世界へ、また日本の介護・医療現場にも「おもてなし」を広めて行きたいと改めて決意し、夜の渋谷を後にしました。
この記事を通して皆さんが、外国人介護スタッフについてを理解を深め、日本の介護の魅力と可能性を振り返るきっかけとして頂けたら嬉しいです。

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