マナー講師になるための方法とは
最近私の元に「マナー講師になるにはどうしたらなれますか?」「どんな資格を取れば良いのですか?」といったご相談が届くようになりました。
そこで今回は、マナー講師としての自分自身の8年間を振り返りながら、マナー講師になるための道のりをご紹介します。
マナー講師になるための方法は何通りかあります
マナー講師は仕事で接客・サービス業のキャリアがある方が多いですが、その経験がなくてもマナー講師になることはできます。マナーとは本来社会の中で人間が気持ち良く生活していくための知恵であり、周りの人への思いやりの気持ちをかたちで表すことです。私たちは社会生活を営むにあたり、誰もが思いやりの心を幼い頃より持って生きているはずです。
その心の大切さを伝えるお仕事がマナー講師です。接客・サービスの経験がなくても思いやりの気持ちさえあればマナー講師にはなれると私は考えています。
誰でもマナー講師になれると申したものの、「人前で話す・伝えることに自信がない」と多くの方が思っています。
では、どんなステップ?どんな準備?で自信を持ったマナー講師になれるのでしょうか。
私の場合を例にあげると、客室乗務員を辞めてから学生の教育の場へ転職しました。
学生を対象にビジネスマナーや就職面接対策の授業を受け持ち、学校から指定されたテキストを自身でも学び、それを学生に伝えるということから講師のキャリアをスタートさせました。
昔から”教える”ということは大好きだったので、学生の気持ちに寄り添いながら、当初より自信を持って授業はできていたように思います。誰しも学生時代を経験していますので、私たち講師が学生へ与えられるものは大きいです。
自分の経験則から学生の一番の応援団として、学生指導からマナー講師デビューをするのはオススメです。
また、資格を取るというのも効果的です。
資格合格は自分にやる気をもたらし、例外なく自信につながります。そして、履歴書や職務経歴書、名刺やホームページなどにも肩書きとして記載することができます。
資格としてオススメなのは自分のマナー力を立証できる資格の最上級を取得することです。
また、資格取得の方法の一つとして講座受講もあります。講座を受ければ、マナーに関する資格を取得できるものを選ぶことが重要です。
マナー講師になるための講座を選ぶ3つのポイント
まずは、基礎から実践まで学べるかどうかが重要です。
未経験でも短期間で実践的な講師になれるか、基礎からキャリアアップまで学べるかなどポイントです。
基礎から着実に知識・スキルを定着させ、現場を意識したきめ細かいトレーニングをしてもらえるか、即戦力にすぐなれる講師育成に取り組んでいるかという視点で講座選びをしてみてください。
次に、フォロー体制についてですが、誰しも知識を得て、講師としてスキルを身につけた後どのようにアウトプットをしたら良いのか、果たして私の伝え方は受講生に響くのか気になるところです。
講師として着実に実績を踏めるように、丁寧なフォロー体制が整っているかどうかがポイントです。フォロー体制が手厚いと実践的で良いスタートを切ることができます。
最後に、現役マナー講師に着目してみましょう。
その講座を受け持つ講師にあなたはどんな印象を持つかも重要です。
文字を羅列されたプロフィールからでしか印象を計り知ることはできませんが、現場経験が多いと講師としての引き出しも多く、実際に役立つ内容を教えてくれます。
講師デビューしたのちも繋がって、フィードバックなど受けられる関係が理想的です。
信頼のできる経験豊かな講師陣の揃う講座で、将来につながる贅沢な学びをしてください。
まとめ
ご自身の接客・サービスの経験から学んだ精神を伝えたいと思いマナー講師を目指したり、未経験でも日頃から思いやりの気持ちを行動で表し、周りと良好なコミュニケーションを発揮している方がマナー講師としてデビューするのも素晴らしいことだと思います。
仕事としてマナー講師の一歩踏み出したいと思うのであれば、さらなる学び、自分磨きは大切です。
自分の力を後押ししてくれるマナー資格取得や、自分のキャリアアップをはかり、フォロー体制が整っている講座を受講するなどして、ぜひ最初の一歩踏み出してみましょう。
受講生の表情が変わる瞬間、それが私のやりがいなのです。
講師という立場から見える世界を一緒に楽しめる方がもっともっと増えると私も嬉しいです。
共に目標掲げながら前に進んでいきましょう。